NURSE CAREER NEWS
看護師配置適合率わずかに低下、有料老人ホーム夜間体制に賛否
今週は看護師や介護施設で働く人たちの『人手不足』が改めて浮き彫りになりました。病院の看護師配置適合率はわずかに低下し、中重度者向け有料老人ホームでは夜間の職員体制を巡る議論が続いています。介護保険の利用者負担の見直しや、訪問介護での外国人材活用の提言など、支え手を巡る制度と現場の声が交錯した一週間でした。
2026/09/25 発行・ 要約は編集部による独自のもので、詳細は各出典元をご覧ください。
看護師等の配置適合率99.3%に微減、大規模病院でも確保に苦労
医療法に基づく2024年度立入検査で、病院の看護師・准看護師の配置適合率は前年度の99.4%から99.3%へわずかに低下した。厚生労働省は、中小病院だけでなく400床以上の大規模病院でも人材確保に苦労している病院が一定数あるとし、看護師等の確保の難しさが依然続いている実態を指摘した。
キャリア視点:大規模病院でも人材確保が難しくなっているという数字は、今の職場だけの悩みではないと知る手がかりになりそうです。転職先を検討する際は、規模の大小にかかわらず配置状況や増員計画を聞いてみると、働きやすさの見通しが立てやすくなりそうです。
出典: GemMed(データが拓く新時代医療)(2026/09/22)
介護保険の利用者負担2割の対象拡大、4案を軸に審議会で再開
社会保障審議会の介護保険部会で、2027年度からの次期計画に向け、介護サービス利用時の自己負担を2割とする高齢者の範囲拡大が再び議論された。所得基準の引き下げ案が4通り示された一方、負担増を月7000円までに抑える案や預貯金要件で1割を維持する案も検討されており、年内の意見集約を目指すという。
キャリア視点:利用者負担の見直しは、直接には自分の給与に関わらない話に見えても、サービス利用控えが起きれば現場の忙しさにもつながりかねません。介護保険を使う利用者やご家族と接する機会が多い方は、こうした制度の行方も知っておくと状況を説明しやすくなりそうです。
出典: GemMed(データが拓く新時代医療)(2026/09/23)
中重度者向け有料老人ホーム登録制、夜間職員配置に意見割れる
厚生労働省の検討会は、中重度の要介護者を受け入れる有料老人ホームに新たな都道府県登録制度を設け、契約内容や人員配置、運営に関する基準を定める方針を示した。特定業者との契約を入居条件にする『囲い込み』の是正を狙う一方、夜間は原則オンコール体制とする案に対し、夜間も職員が常駐する体制を求める意見も出ている。
キャリア視点:夜間の体制がオンコールか常駐かは、そこで働く看護・介護職員の負担感を大きく左右します。有料老人ホームへの転職を考える際は、夜間の人員体制や緊急時の応援態勢がどうなっているか、具体的に聞いてみると安心材料になりそうです。
出典: GemMed(データが拓く新時代医療)(2026/09/24)
訪問介護の人材確保に外国人材活用を、コウダイケア社長が提言
日本在宅介護協会理事も務めるコウダイケアサービスの毎田糸美社長がCBnewsの取材に応じ、訪問介護の最大の課題は人材確保だと述べた。猛暑の中の移動や厳しい労働環境から若い担い手が集まりにくいとし、基本報酬引き上げによる処遇改善だけでは不十分だとして、外国人材の活用を打開策の一つに挙げた。
キャリア視点:外国人材の活用が広がれば、多様なメンバーと一緒に働く機会も増えていきそうです。多国籍のスタッフと働く職場に関心がある方は、受け入れ体制や研修の有無を聞いてみると、働くイメージがつかみやすくなりそうです。
出典: 医療介護CBnews(2026/09/24)
今週のまとめ
配置基準の議論も、負担のあり方も、担い手の広がりも、根っこにあるのは『支える人をどう確保するか』という同じ課題です。制度の動きにアンテナを張りながら、自分に合った職場選びのヒントを探っていきましょう。
市場の動きが気になったら: 出典つきの市場データ / 7分の看護師キャリア診断