NURSE CAREER NEWS
訪問介護ヘルパー57%が赤字、来年度報酬改定へ悲鳴
今週は2027年度の介護報酬改定に向けた現場からの声が相次ぎました。訪問介護のヘルパー団体は経営の厳しさを訴え、地域包括支援センターも処遇改善加算の見直しを要請。社会保障審議会では認知症対応力や医療・介護連携の強化も議論され、看護協会の委員から看護師の役割評価を求める声も上がりました。医療・福祉分野で働く外国人労働者は前年比25.3%増と、担い手の裾野も広がっています。
2026/09/11 発行・ 要約は編集部による独自のもので、詳細は各出典元をご覧ください。
訪問介護ヘルパー団体、経営難訴え報酬引き上げを要請
全国ホームヘルパー協議会と日本ホームヘルパー協会が社会保障審議会で、訪問介護の基本報酬引き上げを要請した。会員の57%が前年度赤字だったとし、75%がサービス継続に不安を感じていると報告。使命感だけでは続けられないと訴えた。
キャリア視点:訪問介護の経営基盤が厳しいという声は、同じ在宅分野で働く訪問看護にとっても他人事ではありません。事業所を選ぶ際は、経営状況や報酬改定への対応方針も確認しておくと安心材料になりそうです。
出典: 介護ニュースJoint(2026/09/10)
認知症対応力・医療介護連携の強化を議論、看護師の役割評価求める声も
社会保障審議会の介護給付費分科会が2027年度介護報酬改定に向け、認知症対応力の強化や医療・介護連携の推進を議論した。委員からは研修のオンデマンド化に加え、ACPなどでの看護師の役割に応じた評価を求める声が上がった。
キャリア視点:ACPなど看護師の役割を評価する動きが議論されているのは、専門性を発揮したい方には気になるところ。介護施設への転職を考える際は、多職種連携の中で看護師がどう関わっているか聞いてみるとよさそうです。
出典: GemMed(データが拓く新時代医療)(2026/09/08)
地域包括支援センター、処遇改善加算の見直しを国に要請
全国地域包括・在宅介護支援センター協議会が社会保障審議会で、介護予防支援の処遇改善加算率2.1%の引き上げを要請した。予防プランの居宅介護支援事業所への移行が進む一方、加算は担当件数に連動するため賃上げの原資が減る矛盾があると指摘した。
キャリア視点:ケアマネジャーの処遇を巡る制度の矛盾が指摘されているのは、多職種で働く看護職員にとっても職場の待遇を考える参考になりそうです。転職先を選ぶ際は、加算の仕組みが職員にどう還元されているか聞いてみるとよさそうです。
出典: 介護ニュースJoint(2026/09/10)
医療・福祉分野の外国人労働者、前年比25.3%増の13.7万人
厚生労働省の調査で、2025年9月末時点の医療・福祉分野の外国人労働者は13万6999人となり、前年同期比25.3%増加した。特定技能での就労が5万8995人と前年比83.0%増え、専門的・技術的分野の伸びを牽引している。
キャリア視点:医療・福祉の現場で働く外国人材が増えているのは、多様なチームで働く機会が広がっている表れでもあります。多国籍のスタッフと一緒に働く職場も増えているので、気になる方は受け入れ体制も聞いてみるとよさそうです。
出典: 医療介護CBnews(2026/09/10)
訪問看護の経営実態調査、全国300事業所を対象に開始
厚生労働省保険局の委託で、訪問看護の経営実態などを調べる検証事業が始まった。全国訪問看護事業協会が周知し、無作為抽出された約300事業所が対象。結果は将来の本格調査に向けた調査・集計手法の検証に使われるという。
キャリア視点:経営実態が可視化されていくと、訪問看護ステーションごとの違いも見えやすくなるかもしれません。訪問看護への転職を考える際は、こうした調査結果が公表された際にチェックしてみるとよさそうです。
出典: 一般社団法人全国訪問看護事業協会(2026/09/09)
今週のまとめ
介護報酬改定に向けた現場の声も、担い手の広がりも、看護・介護を支える仕組みは少しずつ動いています。制度の変化にアンテナを張りながら、自分に合った職場選びのヒントを探っていきましょう。
市場の動きが気になったら: 出典つきの市場データ / 7分の看護師キャリア診断