NURSE CAREER NEWS
訪問看護の質評価に向け実態調査、ベースアップ評価料に届出齟齬
今週は看護・介護の現場を支える制度と発信力の両面が動きました。厚生労働省は訪問看護の質評価に向けた実態調査を開始し、ベースアップ評価料の適切な請求を呼びかけ。熊本地震の被災地では介護事業者の指定期間延長も決まりました。SNS発信で採用を伸ばした病院の事例も注目されています。
2026/08/25 発行・ 要約は編集部による独自のもので、詳細は各出典元をご覧ください。
訪問看護の質評価の仕組み検討へ、厚労省が実態調査を開始
厚生労働省が訪問看護事業所の実態調査を開始した。独居高齢者の増加や在宅看取りの広がりで需要が高まる中、運営状況や質確保の取り組みを幅広く把握し、2027年度介護報酬改定の基礎データにもする方針で、先駆的事業所へのヒアリングも予定している。
キャリア視点:質を評価する仕組みが整うと、事業所ごとの取り組みの違いが見えやすくなるかもしれません。訪問看護への転職を考える際は、こうした調査結果や公表資料も参考にしてみるとよさそうです。
出典: 医療介護CBnews(2026/08/17)
SNS発信で採用強化、東前橋整形外科病院は1年で看護師3割増
群馬県の東前橋整形外科病院が2025年4月からInstagram発信を本格化。前年度の採用実績ゼロを受け、広報課長が企画から撮影・編集・投稿・分析までを一人で担い、1年で看護師数が3割増える成果につながったという。
キャリア視点:SNSでの発信に力を入れる医療機関が増えると、求人票だけでは伝わらない職場の雰囲気が見えやすくなります。気になる病院の公式アカウントをのぞいてみるのも、職場選びのヒントになりそうです。
出典: 医療介護CBnews(2026/08/18)
ベースアップ評価料、届出と請求の齟齬相次ぐと厚労省が注意喚起
厚生労働省が8月19日の事務連絡で、看護職員らの賃上げに使うベースアップ評価料について、6月以降は届け出済みの医療機関も再届出が必要なのに施設基準の届出内容と請求内容の齟齬が相次いでいると注意喚起し、8月診療分からの適切な請求を求めた。
キャリア視点:ベースアップ評価料は看護職員の賃上げを支える仕組みです。届出の混乱が起きているぶん反映に時間差が出ることもありそうなので、給与明細の変化がすぐに見えなくても職場に確認してみると安心です。
出典: GemMed(データが拓く新時代医療)(2026/08/21)
熊本地震の被災地、介護事業者の指定期間を27年1月まで延長
厚生労働省が、熊本地震で被災した地域の居宅系・地域密着型サービス事業所や介護保険施設について、指定の有効期間満了を27年1月28日起算まで延長するよう自治体に通知した。介護支援専門員証の更新研修修了なども延長対象に含めた。
キャリア視点:災害時には施設運営に関わる手続きも特例的に猶予される仕組みがあります。被災地の施設で働く、あるいは支援に入る看護職員にとっても、こうした行政の後方支援があると知っておくと安心材料になりそうです。
出典: 医療介護CBnews(2026/08/20)
今週のまとめ
訪問看護の質を高める議論も、賃上げの仕組みを守る呼びかけも、看護の現場を下支えする動きです。SNS発信のような現場発の工夫にも注目しながら、自分に合った職場探しのヒントを探っていきましょう。
市場の動きが気になったら: 出典つきの市場データ / 7分の看護師キャリア診断