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NURSE CAREER NEWS

訪問看護の処遇改善加算は7割弱、カスハラでのサービス拒否基準も焦点に

今週は訪問看護・介護報酬の処遇改善を巡る「格差」が浮き彫りになりました。厚生労働省の集計では訪問看護の処遇改善加算の算定率は67.6%にとどまり、サービス間で差があることも判明。カスタマーハラスメントによるサービス提供拒否の基準明確化や、ベースアップ評価料の報告書提出期限を巡る動きも報告されています。音声入力導入で離職ゼロを実現した事業所の表彰もありました。

2026/09/04 発行・ 要約は編集部による独自のもので、詳細は各出典元をご覧ください。

訪問看護の処遇改善加算、算定率67.6%で他サービスより低め

厚生労働省が社会保障審議会で、2026年6月時点の介護報酬処遇改善加算の算定状況を公表した。居宅介護支援は76.0%、介護予防支援は76.9%だった一方、訪問看護は67.6%、訪問リハビリは59.8%と伸び悩む。委員からは看護師やケアマネジャーの一層の賃上げや、算定要件の簡素化を求める声が上がった。

キャリア視点:加算の算定率がサービスごとに異なると聞くと、「自分の職場はどうだろう」と気になる方もいるかもしれません。訪問看護への転職を考える際は、処遇改善加算の算定状況を面接で聞いてみると、給与の見通しを立てやすくなりそうです。

出典: 介護ニュースJoint2026/09/01

居宅系サービスのカスハラ拒否、「正当な理由」基準の明確化焦点に

厚生労働省は2027年度の介護報酬改定に向け、訪問介護や居宅介護支援でサービス提供を拒否できる「正当な理由」の基準見直しを審議会に提案した。カスタマーハラスメントから職員を守るため基準の明確化を求める声がある一方、認知症の周辺症状と混同しないよう求める意見も出ており、年内に方向性をまとめる予定だ。

キャリア視点:カスハラへの向き合い方について明確な基準が整えば、一人で抱え込まずに相談しやすくなるかもしれません。訪問系の仕事を選ぶ際は、事業所にハラスメント対応のルールがあるかも確認してみると安心材料になりそうです。

出典: 介護ニュースJoint2026/09/02

ベースアップ評価料の報告書、期限超過も「速やかな提出」容認

看護職員らの賃上げに使うベースアップ評価料について、厚生労働省は2025年度分の実績報告書と2026年度分の中間報告書の提出期限(8月31日)に、やむを得ず間に合わなかった医療機関にも可及的速やかな提出を認めた。収益は全額を処遇改善に充てる決まりで、報告書で使途を確認する仕組みになっている。

キャリア視点:ベースアップ評価料は看護職員の賃上げを支える仕組みです。報告書の提出が遅れている医療機関もあるようなので、給与明細の変化がすぐに見えなくても、焦らず職場に確認してみるとよさそうです。

出典: GemMed(データが拓く新時代医療)2026/09/03

音声入力とゼロ離職、ケアマネ事業所が働きやすさで内閣総理大臣賞

茨城県の訪問リハビリ運営会社が持つケアマネジャー事業所が、2026年度の働きやすい職場表彰で内閣総理大臣賞を受賞した。紙・FAX・メールに分散していた事務作業に音声入力システムを導入し、常勤7人だった残業や持ち帰り仕事の多さを解消。柔軟な働き方の整備と合わせ離職率ゼロを達成したという。

キャリア視点:音声入力のようなちょっとした工夫が、残業の減少や離職率の改善につながることもあるようです。転職先を探す際は、ICT導入の有無だけでなく、実際にどう業務が変わったかも聞いてみると働きやすさの目安になりそうです。

出典: 医療介護CBnews2026/09/01

今週のまとめ

処遇改善の格差も、カスハラ対策の議論も、看護・介護の現場を支える仕組みはまだ発展途上です。制度の動きにアンテナを張りながら、自分に合った職場選びのヒントを探っていきましょう。

市場の動きが気になったら: 出典つきの市場データ7分の看護師キャリア診断